シンガーソングライター加橙幸呼のSHOWCASE
『豹柄ブギウギ』にかける加橙幸呼の想い。私は神戸生まれの神戸育ちです。私の職場に「よさこい」チームがあり、煽り(あおり=歌や掛け声で、踊り手を煽らす人)がいないからと誘われ、私ものりの良さで “煽り(あおり)”を担当し、ハマりました。「よさこい」は、大音響の音楽と踊りのリズム、チーム全体がひとつになり、皆でがんばるところなどとても魅力的なものです。一方で私は、シンガー・ソング・ライターとして勉強もし、曲もいろいろ作っていました。
ある日、大阪の友達から豹柄の歌を作ってみたら?と言われて、バリバリの大阪女の親友に相談し、歌詞が出来上がり、曲調はどうせなら、のりの良い、よさこい的な感じにしたいと思い、作り始めました。しかし、豹柄の服なんて持っていないので、ためしに、豹柄のショーツを買って(安かったので)履きながら作曲したのがこの曲です。
豹柄の服を着ると、何故かパワーがみなぎると言うか、元気が出るというか、前向きな気持ちになるんです。ほんとに。不思議ですねー。
この曲を初めて聴いた方は、ひっくり返ると思いますが、ライブではめちゃくちゃ盛り上がる曲です。
そして、歌の先生などの関係で、ある音楽プロデューサーと知り合い、豹柄を聴いてもらった結果、そのプロデューサーもひっくり返りましたが、“面白い”といって、テイチクを紹介してくれてトントン拍子に「豹柄ブギウギ」という曲のCD発売にこぎつけた次第です。
後日談として、老人ホームで、披露させて頂いた時、入居者の方から、「よかったわあ! 今の生姜焼きの歌」と言われ、今度は私がひっくり返りました。豹柄ブギウギが、生姜焼き?喜んで頂けたなら、生姜焼きでもオッケー!
とにかく、ノリのいい楽しい曲です。元気になりたい時は、是非聴いて下さいませ。